同じグループに属している国のあいだでも、具体的な法律には大きな違いがあります。
イスラム圏でりベラルな法律を持っている数少ない国の1つであるチュニジアでは、要求すれば、胎児が生育力を獲得する妊娠中期の中絶が合法的に行えます。
これに対して、フランスでは、要求による中絶は妊娠3か月までと定めています。
要求があれば中絶を認めている国は、妊娠の段階には違いがありますが、カナダ、中国、アメリカ合衆国、それに事実上西ヨーロッパおよび東ヨーロッパのすべての国々です。
社会的条件と母体の健康に関する条件が適用されている国(8億3500万の人口を持つインドを含む)を加えると、世界人口の約75パーセント(ほぼ40億人)が医療上の理由・・・
またはもっと幅広い社会的・経済的な理由で中絶を認める法律のもとにあることになります。
ところが、これらのグループに属しながらも、エチオピアやコスタリカのような国では、中絶は女性の健康に危険がある場合しか認められないということは、述べておかなければなりません。
そして、世界の20パーセントの人々は、中絶の自由化に抵抗し、いまだに全面的に禁止(女性の生命を救う場合を除く)する49か国に住んでいます。
残る5パーセントが母体保護の目的と強姦や近親相姦による妊娠の場合にのみ中絶を認める法律のもとにある4か国に住んでいるのです。